今、必要とされる英語教育とは!?

 

 テーマ:四技能型入試


「真に使える英語を身に付けるためには4技能を総合的に育成・評価することが重要である」とされ、これまでのセンター入試に変わり大学入試共通テストとして4技能型入試が導入されることになりました。その詳細に関しては、それぞれの立場で様々な意見・議論が今もなされているのはご承知の通りです。

 

確かに加速するグロバール社会において英語は知識というよりもスキルであり、英語を使って何ができるか、が重要視されていくことでしょう。

求められるコミュニケーション力の育成には、「聞く(Listening)」「読む(Reading)」だけではなく、積極的に英語の技能を活用し、主体的に考え表現することができるよう、「話す(Speaking)」「書く(Writing)」も含めた4つを総合した英語力が欠かせません。

 

そういった実態をふまえて、普段からこの4技能をバランスよく学習していくにはどうすればいいのでしょうか。

 

今回は【四技能型入試】を意識して、それに対応していくための授業づくりやテストなどをテーマにした指導例をご紹介したいと思います。


「英語で授業」を通して教科書本文の内容理解を深めるヒントを提示!

 

 4技能5領域を統合させた教科書の指導

~様々な技能を使った言語活動を通して内容理解を深める~

 

 DVD No.E140-S(全2巻)

■監修・解説:阿野 幸一(文教大学国際学部国際理解学科教授、同大学院国際学研究科教授)

■授業者:小泉 香織(渋谷教育学園幕張中学校・高等学校)

 

英語で授業を行う際に、教科書本文をどのように扱っていますか?

生徒自身が本文の内容について考えて、自ら英語で表現できるようになるためには、教師の説明を聞くことで理解をしたり、日本語に訳すことで理解をしたりする指導では効果は望めません。

 

このDVDでは、生徒が4技能5領域の複数の技能を統合させた言語活動を通して、教科書本文の内容理解を段階的に深めていく方法について考えていきます。「聞いたことをもとにして話す」「聞いたことを読んで確認する」「聞いたことをもとにして書く」「読んだことをもとにして話す」「話したことを書く」「書いたメモをもとにして話す」などの技能を組み合わせながら教科書本文にある情報を、技能を換えて伝えることで、結果的に英語が生徒の頭に残り、自分の言葉で表現できるようになるまでの授業展開例を、阿野先生の解説を交えて紹介しています。


既習項目に繰り返し触れること…Meaning Focused Learning(MFL)を意識した授業とテストで4技能習得を図る!

 

4技能型授業とテスト

~テストを変えれば授業も変わる~

 

DVD No.E133-S(全2巻 分売不可)

■指導・解説:内田 浩樹(国際教養大学大学院 英語教育実践領域 教授)

 

 

授業をどのように四技能型で進めるべきかという議論は活発に行われていますが、日常行われるテストについての議論はあまりされていません。

授業がコミュニカティブになっている以上、テストもコミュニカティブになる必要があります。

 

コミュニケーション活動を活発にするためには、新しい言語項目、単語や文法項目に何度も触れ、即座にアウトプットできるような訓練が必要です。

テストでも一つ一つの設問の中で既習項目に触れて、それを読み取り、考えて、アウトプットするという段階を踏んで、授業とテストが両輪を成すような在り方を考えていく必要があるでしょう。

 

今回のDVDでは、テスティングのポイントから伝統的な発音問題の出題例、さらには四技能を様々な形ではかっていくためのテスト例を豊富に取り上げ紹介します。

 

受験英語からの脱却をはかり、「テストで良い点を取るための学習が、そのまま英語コミュニケーション能力の育成につながっていく」そんな相乗効果を生むための一助に、是非お役立てください!