テーマ:テストと評価
「テストと評価」。
非常に大切なテーマにも関わらず、これについての研修を受けた経験がある方は少ないのではないでしょうか。
しかし、知識経験がないにも関わらず、新任でも赴任したらすぐにテストを作らねばならない、そしてそれを評価しなければならない。…必然的に自分が受けてきたようなテストを作り、(評価基準はあるとしても)そのテストを元にした評価をしてしまいがちです。
知識・技能だけでなく思考力・判断力・表現力の育成を求められている今、教師自身は受けた経験がないタイプのテスト・評価をしていかなければなりません。
今回は【テストと評価】をテーマにしたセミナーのレポート、そして様々なテストとその評価についての映像コンテンツを紹介したいと思います。
阿野幸一先生と太田洋先生の共著『日々の英語授業にひと工夫』をテキストに、毎回のテーマについてお二人がリレー形式で交互につなぐ連続セミナーより、「テストと評価」について取り上げた回のレポートを紹介。
どんな力を測るために、どういう形式の問題にするのか?
そのテストは、教科書やワークブックの〝内容についての暗記〟テストになってはいないだろうか?
「それって、表を暗記して行う視力検査みたいなものではないですか?矯正をするために検査をしているのに、結果だけ良くても意味はない。英語力をつける、英語力を測るためのテストですよね?」
そんな阿野先生からの問いかけに「確かに」と思わされる場面も多々ありました。
小テスト、定期テスト、パフォーマンステスト…様々な問題提起をし、参加者皆で考えながら、最後は実際のテスト問題を見て、どういう視点で改善したらよいかを考えたり、3点満点で採点をしてみたり…。
色々考えさせられる、考えていかねばならないと思わされたセミナーでした。
全10回のセミナーの中でも早くから満席になってしまったこのテーマ。
ぜひ、セミナーレポートをお読みください!
さらに、このセミナーの内容にフォーカスして、より具体的に指導と評価の一体化を図るために企画された
『阿野幸一先生・太田洋先生と
指導と評価をつなげる「テストづくり」を考えよう!』
という短期集中講座のレポートもご紹介しています。合わせてご覧ください!
ここでは、様々な先生方によるテストと評価をご紹介します。4技能型のテストについてお困りの先生は、必見です!
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