小学校の先生のための「これならできる!英語発音」体験型グルグル・オンラインセミナーレポート


体験型グルグル・オンラインセミナー

■セミナー講師

 靜 哲人 大東文化大学 外国語学部 教授


動画配信サービス JLC OnDemandでは、2020年7月より「小学校英語コース」を開設、英語発音指導の第一人者である靜哲人先生による新コンテンツ『小学校の先生のための「これならできる!英語発音」』 の配信をスタートしました。

 「入門編」は無料配信中です。

このコンテンツは2020年度新学習指導要領全面実施による小学校中学年で外国語活動を週1時間、高学年では週2時間、という教科としての外国語授業の開始を念頭に作られたものです。


このコンテンツでは靜哲人先生による、日本語ネイティブならではの視点でカタカナ発音を「通じるReal English」に変えるコツをゼロから予備知識なしで学べ、さらに 小学生にぴったりの単語や例文を厳選。おもしろ発音練習もたくさんあるので子ども達にも楽しく学べる内容となっています。

 

2020年8月28日に開催された「小学校の先生のための『これならできる!英語発音』体験型グルグル・オンラインセミナー~」は、この配信コンテンツとリンクする形で、ユニークかつ実践的な小学校の先生のための発音トレーニングを体感していただく企画として開催されました。


このセミナーは靜先生が開発された「グルグルメソッドを、完璧ではないにしてもオンライン上で再現しながら発音トレーニングを行おう!という、一風変わった切り口で行いました。

グルグルソッドとは…?

講師である靜哲人氏が開発した、大人数のクラス内で個別指導を行う指導法。

リアルの教室であれば、教師の周りを生徒がぐるりと取り囲む形で立ち、教師がひとりひとりの生徒の発音をチェックしながらグルグルと教室を歩き回るところからこの名がある。教師が回ってくるのを待っている生徒は次の課題文をRead and Look Upで言うための準備をするので暇にならない。一斉授業の中で個人指導と自主練習を一体的に行える画期的な指導法である。

グルグル体験者たちの発音が変わっていく!


zoomでの開催となったこのセミナーでは、「グルグルメソッド体験者」と「視聴者」という2つの参加パターンを設け、体験者にはできるだけ、小学校で英語を教えていて、教科化に際し「今一つ発音に自信が持てない」「もう少し子どもたちに自信をもって発声したい」というようなお悩みを持つ方を中心に参加をお願いしました。


終了後、参加された方々からは、セミナーの内容については「良かった」「体験、視聴ともわかりやすかった」という、概ね好意的な声が多く寄せられました。

「発音の良し悪しを判断する教員の力が必要な授業だと思った。ただ、日本語を使った日本語と英語の違いはわかりやすく、体験されている人たちの発音が変わっていくことが明らかだった。」

と、カタカナ発音を通じるReal Englishに変えるコツを体現された嬉しいコメントも。また、
「まさかオンラインで大笑いするとは思いませんでした。最後に先生が、自分の発音で相手が笑えば成功とお聞きして、真剣に笑わせるとはこういうことかと納得したのでした。
「外はこんがり、中はトロリ」
「おばさんの大好物、ぶっかけ豚どんぶり」
は、東南アジアのどこかの国の人がしゃべりそうな日本語のように思えました。授業でいつか子どもに使ってみます。きっと爆笑しながら練習して、授業時間以外でもしゃべってくれそうで、ワクワクします。」

…と、ご自分の教えられている児童たちのイメージを重ね合わせたコメントもいただけました。

 

Zoomを使ったオンラインセミナーということで、どうしても参加されている方々の通信環境による若干のトラブルや、運営上の難しさも感じながらの開催となり、一部参加者の方達にもご不便をおかけしましたこと、ここにお詫び申し上げます。

 

10月16日にも開催されたこのセミナー。また多くの方に体験・ご視聴いただきたい発音トレーニングです!


※指導者・協力者等の所属は記事掲載時点のものです。